正しい脚やせに非常に効果的なウォーキングブログ:13-5-16
7年前にお母さんが、続いて3年前に兄貴が亡くなった。
それまで自由気ままに
結婚もせず、遊びまわっていた僕も、
さすがに一人実家に残った病を抱えた父親を思い、
約20年ぶりに実家に帰った。
お母さんが健在の頃から、
日本酒を浴びるように飲む兄貴と両親の仲は、
しっくりいかなかった。
そしてお母さんがクモ膜化出血で倒れ、
約ふた月の闘病の末亡くなった後は、
父親と兄貴の関係は修復しがたい程にこじれていった。
お母さんの死を自分のせいだと自らを責め続ける兄貴には、
日本酒以外に逃げ場が無かったのかもしれない。
酔っては暴言を吐き暴れる兄貴を、
父親は悲しい目で見ていた。
そんな生活が災いして、兄貴も亡くなった。
父親は「悲しいけれど、正直ホッとした」と僕に言った。
僕は、実家に戻りしばらくたってから、
お母さんが亡くなって以来そのままになっていた、
家の中の片付けを始めた。
そんなある日見付けた手紙の束の中に、
父親からお母さんにあてた手紙があり、
僕は父親に内緒でそっと開いてみた。
それは僕が生まれて間もなく、
父親が出稼ぎ先から出したものだった。
内容は
「たまにしか会わないので、
子どもたちが自分の顔を見て泣きだしたのがショックだった」とか
「早く一緒に暮らしたい」とかたいした内容では無いのだけれど、
家族に対する愛情が溢れていた。
僕は涙が止まらなかった。
兄貴が生きている間に、ひと目見せてやりたかったという気持ちで、
胸が一杯になった。
仏壇の隅に父親の目にふれぬようにそっと手紙を置き、
心の中で
「兄ちゃん、僕たちはこんなにも愛されて育ちましたよ」
とそっと呟いた。
そして、父親も昨年亡くなり、
僕は本当に一人きりになってしまった。
でも僕の前には、3人の写真が有り、
今も3人からの愛情を感じている。
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