正しい脚やせに非常に効果的なウォーキングブログ：06-12-15
子どもの頃、お盆近くになると
ぼくが必ず訪れていたのはママ方の実家…
丹後半島にママ方の実家がありました。
親父の運転する車に乗り、
またはママと姉貴と共に列車で、行く経路は様々でしたが、
はやる心と共に祖父母の家に自宅から数時間をかけて到着します。
幼少の頃から、引っ込み思案だったぼくは
ママの足元に半身隠しつつ
「こんにちは！」と叫ぶのが精一杯…
祖母は広い土間を通り抜けたところにある、
居間から「いらっしゃい…」と
毎年同じように目をくりっと見開いて出てきてくれます。
ママのお兄さんやおとうとたちは
やはりこの家を心地よく感じているのでしょうか、
皆が家族を連れてこの季節に集まります。
祖父はものをあまりたくさん語る人ではありませんでしたが、
クリスチャンであり
この夏休みの滞在の日程が日曜日にかかれば
必ず祖父にくっついて、徒歩10分ほどの教会へむかうのが
ぼくの楽しみの一つ…
毎年欠かさず必ず用意してくれていたのは、
ぼくと姉貴のために新しい文房具をひとつずつ、
そして好きであろうジュースを１ケース…
祖父にはほっぺたが落ちそうなだった子どもことで
「おむすびちゃん」といつもからかわれていたこと…
祖父の運転する軽トラックは
ママやママの兄弟たちからは
「運転があらい！」と注意されていたけれど
ぼくはこの軽トラックの運転の荒さに伴ったスリルが
誰にも言えなかったけど大好きだったこと…
祖父の勤める製麺屋の「うどん」しかクチにしないぼくの為に
祖母が作り置きしてくれていた「だし」が大好きだったこと…
宵っ張りだったぼくとトランプをして遊んでくれたおばちゃん。
同じく夜中の映画に付き合ってくれたおじちゃん。
ひとつ思い出すと次から次へと、
思い出すのはぼくに向けてくれていた笑顔の数々…